折りたたみ式太陽光パネルのリサイクル
太陽光パネルの中にはコンパクトで持ち運びにも便利な「折りたたみ式」のパネルがあります。しかし、廃棄・処分は簡単ではないため注意が必要です。折りたたみ式太陽光パネルのリサイクル事情について、処分の方法についても触れつつ解説していきます。
折りたたみ式太陽光パネルとは
折りたたみ式太陽光パネルとは、その名の通り、折りたたんで携帯できるタイプの太陽光パネルのことです。
太陽光パネルは多くの場合、屋根などに設置されていて動かせません。しかし折りたたみ式であればコンパクトにでき、アウトドアや災害避難時に携帯できるため、移動先でもエネルギーを創り出せます。車中泊でも利用可能です。
折りたたみ式太陽光パネルのリサイクル事情
公的リサイクル体制は整っていない
折りたたみ式太陽光パネルリサイクル装置の普及はまだ十分ではなく、公的なリサイクル体制は整っていません。そのため廃棄・処分をする際には、廃棄物として処分されるか、リサイクル装置を保有する業者に処分を依頼するかのどちらかとなります。
折りたたみ式とは言え、太陽光パネルは小さなものではありません。一般的な廃棄物として処分すると、環境への負担が大きくなります。また自治体に処分を依頼すると費用がかかることもあり、廃棄・処分が難しいもののひとつです。
メーカーによっては不要パネルの回収も
太陽光パネルを提供しているメーカーの中には、不要となったパネルの回収を行っている会社もあります。もし壊れたり、不具合が起きたり、不要になったりしたパネルがあれば、メーカーの指示に従って送付するだけで処分ができる仕組みです。
公的なリサイクル体制が十分でない太陽光パネルにあたっては、購入の際にメーカーによる回収があるかどうかを選定基準とされることが少なくありません。しかしメーカーによる回収でも費用はかかり、対応していないメーカーがあることも事実です。
適切な処分は業者の選定が重要
もしメーカーの不要パネル回収サービスがない場合は、自身で処分しなければならなくなります。太陽光パネルリサイクル装置を保有している業者に依頼するのが適切な方法ですが、中には悪質な業者があるかもしれません。
悪質な業者に処分を依頼した場合、折りたたみ太陽光パネルの不法投棄なども考えられるため、リサイクルや廃棄を依頼する業者は吟味するべきです。たとえば電話番号しかわからず、公式サイトも開設されていないような、正体が不明な業者がないとも限りません。
折りたたみ式太陽光パネルをリサイクルしよう
折りたたみ式太陽光パネルは、従来の太陽光パネルよりも小さく処分はしやすいものの、導入に際しては公的なリサイクル体制は整っていない点は押さえておきましょう。不要となった場合、費用を支払って自治体に依頼したり、選定した業者にリサイクルを依頼したりする必要があります。
当サイトでは太陽光パネルリサイクル装置を導入する前に、知っておきたい基礎知識について解説しています。これからリサイクル装置を導入したいと考えているなら、まずはこちらの基礎知識を知ったうえで検討してください。