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太陽光パネルリサイクルに必要なマニフェスト(産業廃棄物管理票)

目次

太陽光パネルのリサイクル装置を導入する場合、「マニフェスト(産業廃棄物管理票)」の取り扱い方について知っておく必要があります。マニフェストとはどのようなものであるか、種類や役割も含めて解説します。

マニフェスト(産業廃棄物管理票)とは?

マニフェスト(産業廃棄物管理票)とは、太陽光パネルを適切に処理したことを示す書類のことです。太陽光パネルの処分やリサイクルを請け負いながら、不適切に処理した場合、違法行為にあたります。太陽光パネルは、マニフェストを交付して、適切な対応のもと処理が行われたことを証明しなければなりません。

マニフェストには紙媒体・電子マニフェストの2種類があります。産業廃棄物を外部に委託し、適切に処理したことを示すためにはマニフェストが必要です。

マニフェスト(産業廃棄物管理票)の種類

紙媒体のマニフェスト

紙媒体のマニフェスト(産業廃棄物管理票)は、全国産業資源循環連合会などが提供している用紙を使って作るマニフェストのことです。7枚複写式で事業者ごとに項目を記入する形式であるため、マニフェストの保管場所が必要となります。

紙媒体であることから作成は容易ですが、記載ミスや記載漏れが起こることがあるため注意が必要です。作成した後は5年分の紙媒体マニフェストを保管しなければなりません。また5年の間に紛失してしまうリスクもあるため、厳重に保管できる体制や設備が求められます。

電子マニフェスト

電子マニフェストとは、文字通りシステム上で作成・管理するマニフェストのことです。日本産業廃棄物処理振興センターが運営しているシステムを利用して、リアルタイムで状況を把握できるマニフェストを作成します。

システムであるため導入費用はかかりますが、事務処理を効率化できるメリットがあります。またいつでも閲覧可能であることも特徴で、紙媒体を保管する必要がないため、場所を有効活用できることも特徴です。

太陽光パネルリサイクルにおけるマニフェスト(産業廃棄物管理票)の役割

太陽光パネルリサイクルにおけるマニフェストとは、パネルが適正に処理されたか確認するためのものです。太陽光パネルは産業廃棄物であるため、処理の許可を得た業者でなければ適正に処分できません。

排出事業者はマニフェストを交付しなければならず、依頼主はそれを確認して適正に処理されたか確認することが義務付けられています。マニフェストには産業廃棄物の種類、数、業者名などが記載されます。

太陽光パネルリサイクルにおいてマニフェスト(産業廃棄物管理票)の取り扱いに注意しよう

太陽光パネルリサイクル装置の導入を検討される場合、マニフェストの取り扱いは注意しましょう。

交付には紙媒体か電子形式を選択しますが、どちらもメリット・デメリットがあるため、自社に合う方法を選択するとよいでしょう。

ただし導入前に知っておきたいことはそれだけではありません。当サイトでは太陽パネルリサイクル装置の導入前に知っておきたいことについて、さまざまな観点から解説しています。導入に失敗しないよう、事前に基礎知識を把握しておくことが大切です。

太陽光パネルリサイクル装置導入前について
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太陽光パネルリサイクル装置の
形状と特徴の違い

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」がカギ

太陽光パネルリサイクル装置は、アルミ枠を剥離する「アルミ枠剥離機能」 とガラスとバックシートを剥離する「ガラス剥離機能」が必要です。

太陽光パネルリサイクル装置は、これらの機能が別になっている「分離型」と全て一体 になった「一体型」があり、それぞれ特徴があります。 工場の規模や目的に合わせて選択しましょう。

安さ・省スペースを求めるなら
分離型
分離型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離装置」と「ガラス剥離装置」の別々に使用する方式。アルミ剥離後にガラスを剥離する際、太陽光パネルを手動で移動させる必要があります。

メリット
  • シンプルな構造のため低価格で導入可能
  • 2つの機能を連携させるパーツがないため、小さいサイズの装置が多い
デメリット
  • パネルを装置間で移動させる必要があり、手間が発生する
  • シンプルな構造のため自動化されている機能が少なく、素材の回収等の手作業が多い
作業の効率化を求めるなら
一体型
一体型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」が一体になった装置。パネルを持ち運ぶことなく、最終処理まで一貫して行えます。装置により、多少のパネル移動を行う必要があります。

メリット
  • パネルを移動させる手間がなく、最終工程まで処理可能。
  • 作業工数が少ないため、大量処理が容易
デメリット
  • 自動化されている機能が多く複雑な構造のため、費用が高い
  • 装置が比較的大きく、工場の規模によって導入できない場合あり
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