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太陽光パネルのリサイクルできる素材

目次

ここでは、太陽光パネルでリサイクルできる物、素材について解説していきます。太陽光パネルのリサイクルを検討しているが、実際のイメージが掴めないという方は、下記を参考にしてリサイクルを推進させていきましょう。

太陽光パネルの構成

"素材画像
画像引用元:環境機器・サービスWEBカタログ公式HP
( https://www.fjtex.co.jp/kankyo/products/sorter/taiyoukou/371)
上記の画像のように、太陽光パネルは7つの要素で構成されています。
  • フレーム
  • ガラス
  • 封止材
  • 太陽電池セル
  • バックシート
  • ジャンクションボックス

太陽光パネルのリサイクルできる資源と回収先

太陽光パネルのリサイクルできる資材としては、ガラス・フレーム・シート・ジャンクションボックスが挙げられます。資源別の回収先について詳しく解説しています。

ガラス

ガラスはガラス剥離機・粉砕機などで、セル/EVAシートとガラスに分類されます。リサイクル装置によってガラスの分離方法は異なり、熱で溶かす・投射材料を噴きつけて剥離させる・上下のロールで分離させる・叩いて砕くといった方法が存在します。

分離方法によってガラスが割れる場合は、ガラスメーカーに買い取ってもらったり、砂や建築資材として再資源化したりします。板ガラスで分離できる場合は、ガラスリサイクル業者に買い取ってもらいます。

フレーム

アルミフレームは、そのまま曲げずに回収できる装置がほとんどです。アルミ枠取り外し機などで解体した後は、アルミスクラップを買取している業者に販売し再資源化されます。

シート

バックシートは、ガラス剥離・分離装置でガラスと分離させた後は、精錬会社に買い取ってもらいます。精錬会社が中から銀等を抽出してリサイクルを行います

ジャンクションボックス

ジャンクションボックスは、アルミ枠取り外し機でアルミ枠を取り外す前に自動で回収してくれる装置もありますが、手作業で取り外すケースが多いと言えます。ジャンクションボックスもアルミ同様に再資源化されます。

太陽光パネルを分解できる装置とは

上述したように、太陽光パネルを素材に分解できる装置が存在します。メーカーによって分離できる素材内容に若干差はあるものの、アルミ枠取り外し機はジャンクションボックス・アルミ枠を分類し、ガラス剥離機・分離機はガラスとセルを分離させます。

近年廃棄問題が取り沙汰され、リサイクル事業を立ち上げる企業が増えています。いずれ迎えると言われる大量廃棄時代に備えて、太陽光パネルのリサイクルを簡単に行えるリサイクル装置の導入を検討してみませんか。本サイトでは太陽光パネルリサイクル装置を選ぶコツを紹介しているので、ぜひ導入時に役立ててください。

太陽光パネルリサイクル装置について
詳しく見る

太陽光パネルリサイクル装置の
形状と特徴の違い

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」がカギ

太陽光パネルリサイクル装置は、アルミ枠を剥離する「アルミ枠剥離機能」 とガラスとバックシートを剥離する「ガラス剥離機能」が必要です。

太陽光パネルリサイクル装置は、これらの機能が別になっている「分離型」と全て一体 になった「一体型」があり、それぞれ特徴があります。 工場の規模や目的に合わせて選択しましょう。

安さ・省スペースを求めるなら
分離型
分離型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離装置」と「ガラス剥離装置」の別々に使用する方式。アルミ剥離後にガラスを剥離する際、太陽光パネルを手動で移動させる必要があります。

メリット
  • シンプルな構造のため低価格で導入可能
  • 2つの機能を連携させるパーツがないため、小さいサイズの装置が多い
デメリット
  • パネルを装置間で移動させる必要があり、手間が発生する
  • シンプルな構造のため自動化されている機能が少なく、素材の回収等の手作業が多い
作業の効率化を求めるなら
一体型
一体型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」が一体になった装置。パネルを持ち運ぶことなく、最終処理まで一貫して行えます。装置により、多少のパネル移動を行う必要があります。

メリット
  • パネルを移動させる手間がなく、最終工程まで処理可能。
  • 作業工数が少ないため、大量処理が容易
デメリット
  • 自動化されている機能が多く複雑な構造のため、費用が高い
  • 装置が比較的大きく、工場の規模によって導入できない場合あり
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