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太陽光パネルリサイクル装置で使える補助金

目次

ここでは、太陽光パネルのリサイクル事業に参入を検討している企業が、活用できる補助制度について紹介します。補助制度を上手く活用して、設備導入費用を抑えましょう。

太陽光パネルリサイクル設備投資に使用できる補助金一覧

太陽光パネルリサイクル設備投資に使用できる補助金を紹介します。令和5年度の情報はまだ公開されていないので、令和4年度の補助金を取り上げています。ぜひ活用時の目安にしてください。

脱炭素社会構築のための資源循環高度化設備導入促進事業

省CO2型の再エネ関連製品等、リサイクル高度化設備の補助金です。補助率は2分の1まで上限となっており、太陽光発電設備リサイクル設備も補助の対象となっています。

令和4年度の予算は50億円、令和3年度の補正予算も50億円と続けて実施されているので、令和5年度も同様の補助制度が設けられる可能性があります。

引用元:【PDF】環境省(https://www.env.go.jp/content/000060325.pdf

二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金

公益財団法人廃棄物・3R研究財団が令和4年度に実施しており、太陽光パネルのリサイクル工程におけるガラス・セル・フレームの分離を行い、リサイクルを高度化する設備を導入する事業に対して経費一部を補助しています。

補助対象の経費

参照元:公益財団法人廃棄物・3R研究財団公式サイト(https://www.jwrf.or.jp/individual/prj_001149.html

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金

全国中小企業団体中央会が実施しており、14次の応募締切は令和5年度4月19日17時です。提出された事業計画書を有識者からなる審査員会が評価して、優れた事業提案を採択し、補助金を交付しています。従業員数に応じた補助上限額が設けられており、従業員数に応じた補助上限額よりも上回る申請額となっていた場合は、減額して交付されます。

太陽光パネルのリサイクルに特化した補助制度ではありませんが、過去に太陽光パネルのリサイクル事業が採択されたことがあり、活用を検討してみるのも一つです。

補助対象

参照元:ものづくり補助金総合サイト(https://portal.monodukuri-hojo.jp/about.html

補助金制度を活用してリサイクル装置を導入しよう

補助金制度を活用すると、高額なリサイクル装置の導入に踏み切りやすくなります。特に、近年では太陽光パネルの廃棄問題が取りざたされ、太陽光パネルのリサイクル事業に注目が集まっているため、補助制度を積極的に利用する企業が増えています。ぜひ補助金制度の活用も検討して、太陽光パネルのリサイクル装置を導入してみませんか。

太陽光パネルリサイクル装置について
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太陽光パネルリサイクル装置の
形状と特徴の違い

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」がカギ

太陽光パネルリサイクル装置は、アルミ枠を剥離する「アルミ枠剥離機能」 とガラスとバックシートを剥離する「ガラス剥離機能」が必要です。

太陽光パネルリサイクル装置は、これらの機能が別になっている「分離型」と全て一体 になった「一体型」があり、それぞれ特徴があります。 工場の規模や目的に合わせて選択しましょう。

安さ・省スペースを求めるなら
分離型
分離型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離装置」と「ガラス剥離装置」の別々に使用する方式。アルミ剥離後にガラスを剥離する際、太陽光パネルを手動で移動させる必要があります。

メリット
  • シンプルな構造のため低価格で導入可能
  • 2つの機能を連携させるパーツがないため、小さいサイズの装置が多い
デメリット
  • パネルを装置間で移動させる必要があり、手間が発生する
  • シンプルな構造のため自動化されている機能が少なく、素材の回収等の手作業が多い
作業の効率化を求めるなら
一体型
一体型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」が一体になった装置。パネルを持ち運ぶことなく、最終処理まで一貫して行えます。装置により、多少のパネル移動を行う必要があります。

メリット
  • パネルを移動させる手間がなく、最終工程まで処理可能。
  • 作業工数が少ないため、大量処理が容易
デメリット
  • 自動化されている機能が多く複雑な構造のため、費用が高い
  • 装置が比較的大きく、工場の規模によって導入できない場合あり
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