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移動式太陽光パネルリサイクルシステム(FLAXRES)

目次

ここでは、ドイツの企業であるFLAXRES社が手掛ける、移動式太陽パネルリサイクルシステムの特徴と強みについて紹介しています。自社に導入する太陽光パネルリサイクル装置の選定に迷っている方は、下記の処理量を目安にして検討してみてください。

移動式太陽光パネルリサイクルシステムの性能

移動式太陽光パネルリサイクルシステム画像
画像引用元:pv magazine
(https://www.pv-magazine.com/2022/07/22/industrial-process-for-module-recycling/ )

ドイツのFLAXRES社は、2022年7月22日に移動式の太陽光パネルリサイクルシステムを展開すると公表しました。 1日あたり10トンの太陽電池モジュールをリサイクルできるシステムを開発。モジュールあたり10秒で処理できる予定です。化学物質を使用せずに材料を回収できるリサイクルシステムとして注目が集まっています

装置サイズ 記載なし
処理スピード モジュールあたり10秒
処理可能なパネルサイズ 記載なし
変形・破損パネルの処理 記載なし
消費電力 記載なし
オプション機能 記載なし

太陽光パネルリサイクル
の費用目安を見る

移動式太陽光パネルリサイクルシステムの強み

試運転段階で7.5トン以上の太陽電池モジュールの処理に成功

FLAXRES社の移動式太陽パネルリサイクルシステムでは、2022年7月12日にパイロットプラントにおいて7.5トン以上の太陽電池モジュールの処理に成功したと公表しています。

処理する過程で得られたシリコンは200kg、銀は4kg、ガラスは4.9トンに上りました。大量の材料をリサイクルすることができています。

年間数基の実機が販売予定

FLAXRES社の移動式太陽パネルリサイクルシステムは、ドレスデンにある新拠点で稼働して年間1,000トンを超えるリサイクル能力に到達すると見られています。

試運転で成功したプロトタイプをもとに、今後年間数基の実機が販売される予定です。サイズは輸送用コンテナサイズとコンパクトなため、今後グローバル展開が期待されています。

移動式太陽光パネルリサイクルシステムはこんな企業におすすめ

FLAXRES社は、処理能力の高い太陽光パネルリサイクルシステムの導入を検討している企業におすすめ

ガラス回収のプロセスに注意を払っており、純度の高いガラス回収に期待が持てます。

太陽光パネルリサイクル装置の
"正しい"選び方とは

近年、太陽光パネルの廃棄量増加が問題視されていることにより、産業廃棄物処理業者を中心にリサイクル装置の導入が進んでいます。

装置を有効に活用するためにも、工場規模やニーズに合わせた選択が必要です。このサイトでは、装置の選び方から各製品の特徴まで詳しくまとめています。

移動式太陽光パネルリサイクルシステムの剥離素材形状

公式サイトに記載はありませんでした。

移動式太陽光パネルリサイクルシステムの装置導入事例

導入事例について公式サイトに記載はありませんでした。

FLAXRESの基本情報

FLAXRES社は、2017年に設立された会社です。設立以来、太陽光パネルなどの複合材料のリサイクルを目的とした開発を行っています。

世界中でリサイクルに革命を起こすために、グローバル展開しています。現在の技術ではシリコンベースのモジュール、薄膜モジュールの両方のリサイクルに対応することが可能です。パネルの破損の有無を問わずに処理できる装置を開発しています。

会社名 FLAXRES GmbH
所在地  Blumenstraße 80, 01307 Dresden, ドイツ
営業時間/定休日 記載なし
電話番号  +49 351 2116810
公式HP URL https://www.flaxres.com/en/flaxres-a-new-era-of-photovoltaik-recycling/
太陽光パネルリサイクル装置の
形状と特徴の違い

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」がカギ

太陽光パネルリサイクル装置は、アルミ枠を剥離する「アルミ枠剥離機能」 とガラスとバックシートを剥離する「ガラス剥離機能」が必要です。

太陽光パネルリサイクル装置は、これらの機能が別になっている「分離型」と全て一体 になった「一体型」があり、それぞれ特徴があります。 工場の規模や目的に合わせて選択しましょう。

安さ・省スペースを求めるなら
分離型
分離型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離装置」と「ガラス剥離装置」の別々に使用する方式。アルミ剥離後にガラスを剥離する際、太陽光パネルを手動で移動させる必要があります。

メリット
  • シンプルな構造のため低価格で導入可能
  • 2つの機能を連携させるパーツがないため、小さいサイズの装置が多い
デメリット
  • パネルを装置間で移動させる必要があり、手間が発生する
  • シンプルな構造のため自動化されている機能が少なく、素材の回収等の手作業が多い
作業の効率化を求めるなら
一体型
一体型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」が一体になった装置。パネルを持ち運ぶことなく、最終処理まで一貫して行えます。装置により、多少のパネル移動を行う必要があります。

メリット
  • パネルを移動させる手間がなく、最終工程まで処理可能。
  • 作業工数が少ないため、大量処理が容易
デメリット
  • 自動化されている機能が多く複雑な構造のため、費用が高い
  • 装置が比較的大きく、工場の規模によって導入できない場合あり
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