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太陽光パネルのリサイクル技術とは

目次

ここでは、太陽光パネルのリサイクル技術について、環境省の「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン」の概要を紹介します。また、太陽光パネルのリサイクル技術例をあわせて解説しているので、装置の導入に役立ててください。

太陽光パネルのリサイクルに向けたガイドラインとは?

環境省が公表する「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン」とは、太陽光発電設備の解体・撤去・収集・運搬・処分に関する留意事項をまとめたものです。太陽光パネルの多くは産業廃棄物にあたり、処理責任は排出事業者にあります

産業廃棄物は事業者が自ら処理しなければならず、保管基準・処理基準を遵守しなければなりません。同様に、産業廃棄物処理事業者は処理基準を遵守、産業廃棄物処理施設設置者は維持管理基準を厳守する必要があります。

事業者が太陽光パネルの使用停止に伴いすべきこととは?

事業者が太陽光パネルの使用を停止し、廃棄する際にはリユースの可否判断をしなければなりません。埋立処分よりもリユース、次いでリサイクルの優先順位が高く、まずはリユースできるかどうかを判断する必要があります

リユースができず産業廃棄物として処理する際には、太陽光パネルの解体・撤去を発注し、解体撤去業者に有害物質情報を伝達することが求められます。

参照元:【PDF】環境省|使用済太陽光パネルのリユース、リサイクルについて(https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/shin_energy/taiyoko_haikihiyo_wg/pdf/002_02_00.pdf

太陽光パネルリサイクルの技術例

太陽光パネルリサイクルの技術の一例を紹介します。自社が排出する廃太陽光パネルを適切に処理するためにも、用途に合った装置の導入が必要です。

二軸破砕機による分別

二軸破砕機は、ロール式の破砕機でガラスを取り除く装置です。アルミ枠を取り外した後、ロールでガラスを破砕してリサイクルできる状態にします。アルミ枠分離装置とガラス分離装置が一体型になっているケースがあります。

ホットナイフによる分別

ホットナイフの分離装置とは、加熱した刃でガラスとセルを分ける装置のことです。ガラスを破砕させずに、板ガラスで回収できます。変形しているパネルは処理ができないケースがあります。

ブラスト工法による分別

粒状の投射材料を噴きつけて、ガラスを剥離させる装置です。アルミ枠を取り外してからガラスを剥離させます。シート面にダメージを与えないので、リサイクル率を高められます

回転ハンマー打撃工法による分別

回転ハンマー打撃工法の分離装置とは、温めたパネルを打撃する装置のことです。従来のガラスの剥離性が弱いという弱点を補った方法で、付着物をほぼ取り除きシートの純度を高められます。打撃する方法のため、割れ・変形によらず分離できます。

太陽光パネルリサイクル装置はキャパにあった形状を採用

上述したように、太陽光パネルのリサイクル装置と言っても様々な技術があり、採取する解体部材の精度を高められる装置を選ぶのも一つの方法です。しかし、選定する際は精度だけでなく、自社のキャパに合った装置の形状を採用することも重要となります。スペースが不足する場合は分離型を採用するなど、自社工場に合った装置を選定してみてください。

本サイトでは、太陽光パネルリサイクル装置の選び方やおすすめの製品を紹介しているので、太陽光パネルリサイクル装置の導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

太陽光パネルをリサイクルできる
「太陽光パネルリサイクル装置」とは

2030年以降、太陽光パネルの廃棄量増加が見込まれており、太陽光パネルのリサイクルが重要視されています。

そこで、近年導入が進んでいるのが「太陽光パネルリサイクル装置」。これまで分別できなかった、アルミ・ガラス・バックシートを分別し、リサイクルに役立てることが可能です。

このサイトでは、太陽光パネルの廃棄問題からリサイクル装置の選び方までまとめて説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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