【特集】低価格・コンパクト・容易な操作性が揃った太陽光パネル破砕機とは
太陽光パネル破砕機とは
太陽光パネル破砕機とは、「太陽光パネルリサイクル装置」とも呼ばれています。 太陽光パネルを装置に投入し、処理することで、端子ボックス・アルミ枠・ガラス・バックシートに分別されます。
2022年5月には、環境省が使用済みパネルのリサイクルを義務化する検討に入ったと発表。今後の太陽光パネルの廃棄量増加に伴い、産業廃棄物処理業者を中心に、装置の導入が進んでいます。
参照元:新電力ネット公式サイト(https://pps-net.org/column/106310)
低価格・コンパクト・容易な操作性が揃った装置の製品動画を見る
太陽光パネル破砕機の導入は今後加速傾向に
https://www.moneypost.jp/910468
太陽光パネルは2012年7月に開始された固定価格買取制度により、事業参入する企業が増えたことで、急速に普及しました。太陽光パネルの耐用年数は20~30年ほどとされており、2030年には2020年廃棄量の約10倍の廃棄量、さらに2040年には、280倍以上にも膨れ上がる見込みです。
太陽光パネルの廃棄量増加に対応するため、太陽光パネルリサイクル事業を新たに展開する企業が増加しています。
低価格・コンパクト・操作が簡単な太陽光パネルリサイクル装置
「PVリサイクルハンマー」とは
太陽光パネルリサイクル装置の目安価格は数千万円~数億円。初めて導入する企業にとって、使いこなせるか不安な企業も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、低価格・省スペース設置・誰でも操作できる「PVリサイクルハンマー」を紹介します。
PVリサイクルハンマーの手順動画はこちら▼
PVリサイクルハンマーの特徴
https://chiyoda-machinery.co.jp/cate1/product7/
1度の処理でほぼ全てのガラスが剥離可能
PVリサイクルハンマーは、従来製品の課題であったガラスの剥離精度を格段に向上させた製品です。
加熱した太陽光パネルをハンマーで叩く独自の工法「打撃ハンマー工法」を採用。1度の処理でほぼ完全にガラスを剥離することが可能です。
純度の高いバックシートは、有価取引が期待できます。
シンプルな構造だから低価格・省スペースの設置が可能
PVリサイクルハンマーは、アルミ枠分離装置とガラス分離装置が分かれている分離型装置です。
これらが一体になっている装置も存在しますが、分離していることにより構造がシンプルになるため、比較的低価格かつ装置のサイズが小さいことが特徴です。
さらに必要な機能のみ自動化することで、費用を抑えています。
誰でも操作できるほど簡単
PVリサイクルハンマーは、操作性が良く、誰でも操作できることが特徴です。
オプション機能にて、パネルを一人で持ち上げられる「吸着式パネル搬出装置」を設置できます。
バックシートの破砕まで対応できる新製品
「二段式バックシート破砕装置」とは
タイガーチヨダでは、PVリサイクルハンマー設備に加えて、バックシートを細かく破砕・粉砕できる「二段式バックシート破砕装置」も展開しています。
太陽光パネルのリサイクルでは、アルミ枠やガラスを分離した後に残るバックシートの処理も重要です。二段式バックシート破砕装置は、上部破砕室と下部粉砕室の2段構造により、対象物を段階的に細かく処理できる装置です。
https://www.tigerchiyoda.co.jp/products/environment/pv-recycle/
二段式バックシート破砕装置の特徴
2段構造でバックシートをさらに細かく破砕・粉砕
二段式バックシート破砕装置は、上部破砕室で対象物を破砕した後、下部粉砕室でさらに細かく粉砕する仕組みです。
上部破砕室では、斜伸油圧式プッシャーによって対象物を確実に捉えながら破砕します。下部粉砕室では、上部から落下してきた対象物をさらに細かく粉砕します。
硬度の高い素材にも対応可能
バックシートの処理では、素材の硬さや状態によって破砕のしやすさが変わります。
二段式バックシート破砕装置は、PP・ABS・PVC・PSなど、硬度の高い材料にも対応可能です。太陽光パネルリサイクル後のバックシート処理において、硬度の高い材料の破砕にも対応しやすい装置といえるでしょう。
省スペースで導入しやすい
本装置は二段式の破砕粉砕機であるため、破砕と粉砕を縦方向の工程で行えます。
工場のレイアウトを無駄に使わず、省スペースで設置しやすい点も特徴です。限られたスペースで太陽光パネルリサイクル設備を整えたい企業にも検討しやすい装置といえるでしょう。
二段式バックシート破砕装置の仕様
| 型式(MODEL) | K-WST600型 |
|---|---|
| 投入口サイズ | 600×800mm |
| 上段破砕室 動力 | 22Kw(30HP) |
| 上段破砕室 ローダー径 | Φ280mm |
| 油圧出力 (斜伸油圧式プッシャー部) |
2.2Kw |
| 上段破砕室 スクリーン穴径 | Φ40mm |
| 上段破砕室 ローダー回転数 | 60rpm |
| 下段粉砕室 動力 | 15Kw(20HP) |
| 下段粉砕室 ローダー回転数 | 700rpm |
| 下段粉砕室 スクリーン穴径 | Φ8~12mm |
| 機械サイズ | W2,200×D2,300×H2,750mm |
スクリーンの穴径は、処理する対象物や仕上がりの要望に応じて製作可能です。バックシートの処理方法に課題を感じている企業は、PVリサイクルハンマー設備とあわせて検討してみるとよいでしょう。
太陽光パネル由来のリサイクルガラス活用事例
太陽光パネルリサイクルでは、重量比の多くを占めるガラスの再資源化も重要なテーマです。回収したガラスの活用先が広がれば、太陽光パネルリサイクル事業の価値向上にもつながります。
株式会社浜田は、太陽光パネルからリサイクルされたカバーガラスを緑化ブロックの原料として提供。タイガーチヨダと太陽エコブロックスが緑化ブロックを製造し、浜田の太陽光パネルリサイクル拠点である京都PVリサイクルセンターの駐車場に施工されました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000082695.html
リサイクルガラスを緑化ブロックの骨材として活用
この事例では、太陽光パネル由来のカバーガラスを再生ガラス骨材として活用しています。緑化ブロックとして利用することで、駐車場などの舗装部分を緑地として活用しやすくなり、低炭素社会の実現にも役立つとされています。
また、使用された再生ガラス骨材は、タイガーチヨダが主催するCPI(再生ガラス骨材の使用を推進する研究会)が規定する品質に沿ったものです。製造はCPI会員である太陽エコブロックスが、CPI規定の製造方法により行っています。
太陽光パネルのリサイクルでは、アルミ枠やバックシートだけでなく、回収量の多いガラスをどのように再利用するかも重要です。緑化ブロックへの活用は、リサイクルガラスの用途を広げる取り組みのひとつといえるでしょう。
参照元:PR TIMES「太陽光パネルのリサイクルガラスの活用事例」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000082695.html)
PVリサイクルハンマー開発メーカー「タイガーチヨダ」の展望とは
PVリサイクルハンマーは、株式会社タイガーチヨダが開発・販売しています。
太陽光パネルリサイクル事業が徐々に展開されている中、当サイト編集チームは、株式会社タイガーチヨダ取締役副社長に 山下様にお話を伺い、PVリサイクルハンマーを開発した経緯や、今後の展望について伺いました。
導入ハードルの低いPVリサイクルハンマーだからこそ、貢献できることがある
従来のリサイクル装置は、サイズが大きく大がかりな設備だったため、比較的大規模な企業を中心に導入が進んでいました。しかし、太陽光パネルの廃棄処理を請け負う産廃業者様は、国内に多数あります。
太陽光パネルリサイクル事業は、企業規模に関わらず参入できると考え、低価格で製品サイズが小さく、使い勝手のよいPVリサイクルハンマーを開発しました。
PVリサイクルハンマーは、これからさまざまな使い方ができると考えています。アルミ枠分離装置とガラス分離装置が別になっているため、トラック等での移動も容易に行えます。例えば大規模な太陽光発電施設にアルミ枠分離装置だけ設置し、撤去時にアルミ枠だけ外した状態にしておけば、運搬時には一度に大量のパネルを運ぶことができ、運搬コスト削減にもつながるのです。
今後は太陽光発電を設置する企業様など、幅広い業種の方に導入していただき、業界全体で太陽光パネルリサイクル事業を推進できればと思います。
当サイト編集チームより
PVリサイクルハンマーの魅力、タイガーチヨダの想いに触れることができました。
タイガーチヨダでは、本社工場にて製品見学を行うことができます。気になる方はぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。
タイガーチヨダの会社情報
| 会社名 | 株式会社タイガーチヨダ |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県高梁市落合町阿部2327 |
| 営業時間/休日 | 記載なし |
| 電話番号 | 0480-33-1211(代) |
| 公式HP URL | https://www.tigerchiyoda.co.jp/ |