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太陽光パネルリサイクル装置の費用

目次

ここでは、太陽光パネルのリサイクル装置の導入費用と、メーカーにより価格差が生じる理由について紹介します。太陽光パネルのリサイクル装置の導入を検討している企業は、以下を参考に自社の規模感に合った装置を導入してみてください。

太陽光パネルリサイクル装置の費用目安

太陽光パネルリサイクル装置は、一般的に安くとも5,000万円、高価な装置であれば2億円ほどの導入費用がかかります。装置費用だけ見ると、高い設備を導入してまでリサイクルするメリットがあるのか、不安になる方も少なくないでしょう。しかし、一見導入コストが高く見えますが、リサイクルの外注費用を考えると、リサイクル装置を導入する方が安く済む可能性があります

環境省の公表データによると、66,667枚の太陽光パネルをリサイクルすると圧縮粉砕処理費が9,300万円、セルシートの処理費用が1,300万円かかる試算となっています。つまり、処理費用が多ければ多いほど、処理費用がかさむ結果に。2030年問題と騒がれるほど、太陽光パネルの廃棄量は増加傾向にあるため、今後も処理費用はもっと膨らむ可能性があります。

そこで、太陽光パネルのリサイクル装置を導入すれば、解体部材の売却費を得て補填できるようになります。再生利用できる部材が多いほど、処理費用を抑えることが可能です。

参照元:【PDF】環境省(https://www.env.go.jp/content/900533335.pdf#page=7

太陽光パネルリサイクル装置の価格差の理由

太陽光パネルリサイクル装置は、メーカーにより価格差が大きくなっています。自動化できる作業範囲が広い装置、採取できるガラスの純度が高い装置ほど、高額になる傾向があります。

ただし、成長市場のため、今後技術を追及した高価格製品だけでなく、低価格製品も登場していくと見られています。

太陽光パネルリサイクル装置の価格を抑える方法

太陽光パネルリサイクル装置の導入価格を抑えるには、シンプル構造の装置を選ぶことをおすすめします。手動の装置、省スペースで設置できる分離型の装置は、低価格で販売されている傾向にあります。一体型は自動化されている作業が多い分、導入費用がかさむ可能性があります。

低価格、省スペース設置が可能な太陽光パネルリサイクル装置はこちら

太陽光パネルのリサイクル装置の中でも低価格で、かつ省スペースで設置できる装置を探している方に、おすすめの太陽光パネルリサイクル装置を2つ紹介しています。

分離型のリサイクル装置を取り上げているので、限られたスペースでも導入することが可能です。ぜひリサイクルを検討している企業は活用してください。

太陽光パネルリサイクル装置について
詳しく見る

太陽光パネルリサイクル装置の
形状と特徴の違い

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」がカギ

太陽光パネルリサイクル装置は、アルミ枠を剥離する「アルミ枠剥離機能」 とガラスとバックシートを剥離する「ガラス剥離機能」が必要です。

太陽光パネルリサイクル装置は、これらの機能が別になっている「分離型」と全て一体 になった「一体型」があり、それぞれ特徴があります。 工場の規模や目的に合わせて選択しましょう。

安さ・省スペースを求めるなら
分離型
分離型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離装置」と「ガラス剥離装置」の別々に使用する方式。アルミ剥離後にガラスを剥離する際、太陽光パネルを手動で移動させる必要があります。

メリット
  • シンプルな構造のため低価格で導入可能
  • 2つの機能を連携させるパーツがないため、小さいサイズの装置が多い
デメリット
  • パネルを装置間で移動させる必要があり、手間が発生する
  • シンプルな構造のため自動化されている機能が少なく、素材の回収等の手作業が多い
作業の効率化を求めるなら
一体型
一体型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」が一体になった装置。パネルを持ち運ぶことなく、最終処理まで一貫して行えます。装置により、多少のパネル移動を行う必要があります。

メリット
  • パネルを移動させる手間がなく、最終工程まで処理可能。
  • 作業工数が少ないため、大量処理が容易
デメリット
  • 自動化されている機能が多く複雑な構造のため、費用が高い
  • 装置が比較的大きく、工場の規模によって導入できない場合あり
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