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2022年5月、環境省が使用済みパネルのリサイクルを
今後義務化する可能性があると発表しました。
今後太陽光パネルのリサイクルの需要が拡大するとともに、
リサイクル事業を立ち上げる企業も増えています。
このサイトでは、リサイクル装置の必要性から装置の選び方まで詳しく紹介していますので、導入前の参考にしてみてください。
2022年5月、環境省が使用済みパネルのリサイクルを
今後義務化する可能性があると発表しました。
今後太陽光パネルのリサイクルの需要が拡大するとともに、
リサイクル事業を立ち上げる企業も増えています。
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迫りくる"太陽光パネル大廃棄時代"
環境省は、2040年にかけて太陽光パネルの廃棄量が大きく増加すると発表。2030年には2020年廃棄量の約10倍の廃棄量、さらに2040年には、280倍以上にも膨れ上がる見込みです。
廃棄量増加の原因は、2012年に導入された「電力の固定価格買い取り制度」。太陽光発電事業者の参入が拡大し、パネル生産量が増加したことがきっかけでした。
太陽光パネルの耐用年数は20~30年であることから、2030年に向けて太陽光発電所の撤去が増加すると予想されています。
2022年5月、環境省は太陽光パネルのリサイクル義務化の検討に入ると発表。それに伴い、太陽光パネルの廃棄量が急増する2030年問題に備えて、リサイクル事業に参入する企業は増え続けていくと予想されます。
リサイクル事業は成長市場です。競合が増える前にリサイクル装置を導入することで、今から顧客を囲い込むことができます。
機能には「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」の
2つが存在する
太陽光パネルリサイクル装置は、アルミ枠を剥離する「アルミ枠剥離機能」 とガラスとバックシートを剥離する「ガラス剥離機能」が必要です。
太陽光パネルリサイクル装置は、これらの機能が別になっている「分離型」と全て一体 になった「一体型」があり、それぞれ特徴があります。 工場の規模や目的に合わせて選択しましょう。
「アルミ枠剥離装置」と「ガラス剥離装置」が別になった形状。アルミ剥離後にガラスを剥離する際、太陽光パネルを手動で移動させる必要があります。
「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」が一体になった装置。パネルを持ち運ぶことなく、最終処理まで一貫して行えます。装置により、多少のパネル移動を行う必要があります。
太陽光パネルリサイクル装置の中から、分離型のおすすめ製品を厳選。 使い勝手や目的に合わせて製品を選んでください。
2023年1月23日時点、Googleにて「太陽光パネル リサイクル装置」と検索して6P目までに表示された9メーカーの中から、以下条件に当てはまる2社をピックアップ。
・製品の写真が掲載されており「分離型」とわかる製品
・製品サイズが記載されている製品
※未来創造社製品は、アルミ枠剥離機・ガラス剥離機ともに製品サイズが小さい製品を代表してピックアップ
PVリサイクルハンマーは、アルミ剥離装置・ガラス剥離装置への投入後、端子ボックス・アルミ枠・ガラス・バックシートを全て自動で素材を剥離させることが可能です。
そのため、作業者の技術にかかわらず一定の品質でリサイクルすることが可能。シンプルな装置であることから、メンテナンスも容易に行うことができます。
分離型のリサイクル装置はパネルの移動が発生するため、基本的に2人で作業することが必要です。PVリサイクルハンマーでは、一人でも簡単に操作できるオプションとして、パネルを一人で持ち上げられる吸着式パネル搬入出装置をオプションで追加することが可能。
さらに、ガラス噴出口等の位置を変更できるなど、工場動線に合わせて設計することができるため、スペースが限られている工場でも、使いやすくカスタマイズすることが可能です。
アルミ枠分離装置
装置投入後、自動でアルミ枠を取り外すことが可能です。
アルミ枠を曲げることなく取り外しが可能なため、大量のアルミ枠をまとめて運搬することができます。
装置サイズ | 奥行き3100mm×幅1600mm×高さ200mm |
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処理スピード | 約400枚/日 |
処理可能なパネルサイズ | 奥行き1200~2000mm×幅800~1050mm |
変形・破損パネルの処理 | 可 |
消費電力 | 油圧ユニットほか1式5.5kW |
オプション機能 | 吸着式パネル搬出装置 |
ガラス分離装置
ガラス分離には、回転リサイクルハンマー打撃工法を採用しており、加熱したパネルをハンマーで打撃することよってガラスを破砕させています。
そのため、従来の工法よりもガラスの剥離精度が高く、1度の処理でほぼ完全にガラスを剥離回収することができます。
装置サイズ | 奥行き6800mm×幅1600mm×高さ1150mm |
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処理スピード | 約240枚/日 |
処理可能なパネルサイズ | パネル最大サイズ幅1050mm(要望により拡大可能) |
変形・破損パネルの処理 | 可 |
消費電力 | 前処理・ガラス分離機ほか1式(ガラス回収・集塵含む)30.5kW |
オプション機能 | 記載なし |
端子ボックスは、アルミ枠分離装置で取り外しが可能。粉々になることなく剥離できるため、アルミ枠と一緒にリサイクルすることが可能です。
アルミ枠は、アルミ枠分離装置により曲げることなく採取が可能。採取した後の運搬作業の負担も軽減することができます。
ガラスは荒いカレット状で排出されます。粒子サイズが一定のため、再利用しやすいのが特徴です。
バックシートは、ガラスがほぼ剥離された状態で排出されます。純度が高いため、有価買取が期待できます。
JFEエンジニアリング株式会社のグループ会社であるJ&T環境は、2022年より「太陽光パネルリサイクル工場」を本格稼働。被災パネルの適正処理に向けて、循環型社会に貢献するためにPVリサイクルハンマーを導入しました。
リサイクル事業を手掛けるクリーンライフ株式会社は、不法投棄撲滅の為に一躍を担う事業としても貢献するため、PVリサイクルハンマーを導入。「限りある資源を「捨てる」より「再利用」の資源循環型社会を目指して」を経営理念とし、太陽光パネリサイクル事業を展開しています。
セキゼンは、太陽光パネルのリサイクル事業開始とともにPVリサイクルハンマーを導入。一般住宅用パネルをターゲットに事業を展開しています。香川・徳島エリアでは初の取り組みとして、使用済みパネルのゼロエミッション化に貢献しています。
PVリサイクルハンマーの販売メーカーである「株式会社タイガーチヨダ」は、株式会社タイガーマシン製作所のグループ企業として事業を展開。
「コンクリート」と「環境」を軸に、さまざまなリサイクル装置を開発・販売しています。
会社名 | 株式会社タイガーチヨダ |
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所在地 | 岡山県高梁市落合町阿部2327 |
営業時間/定休日 | 記載なし |
電話番号 | 0480-33-1211(代) |
公式HP URL | https://www.tigerchiyoda.co.jp/ |
未来創造社の手動型カバーガラス剥離装置は、作業者が投射材料を圧縮エアーにて直接吹き付け、ガラスを手動で剥離させることが特徴です。
ルーフィット設計型のような特殊な形状でも隅々までガラスを剥離できるため、どのような形状でも高い精度でガラスを剥離させることが可能。バックシートにも傷をつけずに剥離できるため、有価取引を期待できます。
手動式フレーム外し装置は、方向問わず一辺から解体可能。そのため、破損したパネルや特殊形状のパネルでも、必要な箇所のアルミ枠を取り外せるため、必要な素材をムダなく回収することができます。
またアルミ枠取り外し後は左右のレール上にパネルを積み上げることができるため、パネル移動の手間を削減することができます。
手動式装置
カバーガラス剥離装置
粒状の投射材料を圧縮エアーによって、カバーガラス表面に吹き付け、ガラスを剥離するブラスト工法を採用。
緻密な作業が必要になりますが、バックシートを傷つけることなく精度の高いガラス剥離が可能です。
装置サイズ | 3,200×4,700×3,600h(集塵機含む) |
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処理能力(スピード) | 約4分/枚※1650×800(mm)/約3,000枚/月 |
処理可能なパネルサイズ | メーカー/型式/形状/大きさ問わず |
変形・破損パネルの処理 | 可 |
消費電力 | 約4kw(内最大駆動モーター2.2kw) |
オプション機能 | 記載なし |
手動式装置 フレーム外し装置
4辺のうち1辺単体のみ(方向問わず)アルミ枠を取り外すことが可能。
災害時により変形したパネルや、特殊形状のパネルでも、取り外したいアルミ枠を容易に処理することができます。
装置サイズ | 3,000×7,000×2,200h |
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処理スピード | 約2分/枚 約6,000枚/月 |
処理可能なパネルサイズ | メーカー/型式/形状/大きさ問わず |
変形・破損パネルの処理 | 可 |
消費電力 | 約6Kw |
オプション機能 | 記載なし |
コンベア式剥離装置
アルミ枠取り外し後のパネルを投入するだけで、自動でガラスの剥離が可能。
装置内ではモーター駆動により、カバーガラス表面に投射材を吹き付けてガラスを剥離するブラスト工法を採用しているため、バックシートを傷つけることなく精度の高いガラス剥離が可能です。
装置サイズ | 4,200×7,300×5,500h(集塵機含む) |
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処理スピード | 約60秒/枚※1650×800(mm)/約12,000枚/月 |
処理可能なパネルサイズ | メーカー/型式/形状/大きさ問わず |
変形・破損パネルの処理 | 可 |
消費電力 | 約40kw(内最大駆動モーター5.5kw) |
オプション機能 | 記載なし |
自動式装置 フレーム外し装置
装置に20枚の太陽光パネルを設置すれば、まとめてアルミ枠の剥離が可能。
1枚ずつ投入する必要がないため、パネル移動の手間を省くことが可能です。性能が良い分、装置の大きさは手動に比べて大きくなります。
装置サイズ | 2,500×8,800×2,500h |
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処理スピード | 約1分/枚 約12,000枚/月 |
処理可能なパネルサイズ | 60セル型及び72セル型が対象 |
変形・破損パネルの処理 | 記載なし |
消費電力 | 約14Kw |
オプション機能 | 記載なし |
アルミ枠を曲げることなく取り外しが可能。一辺のみの取り外しにも対応しています。
ガラスは大粒のカレット状で回収できます。投射材料を噴きつけて採取するため、純度の高いガラスが抽出可能。投射材とガラスは専用の機械で選別されます。
投射材料を噴きつけて採取する方法により、バックシートはほぼガラスを残さず分離できます。きれいな状態で回収できるので、有価買取が期待できます。
信州タケエイは太陽光パネルの大量廃棄時代に備え、太陽光パネルのリサイクルラインを構築。未来創造社のカバーガラス剥離装置・フレーム外し装置(手動式装置)を導入し、建屋を「諏訪リサイクルセンター太陽館」と名付け、リサイクル事業を開始しました。
水谷ケミカルは、自動式アルミフレーム外し装置とコンベア式カバーガラス剥離装置を導入。愛知県・岐阜県、三重県を中心としたエリアを中心に、処理にかかる人件費削減を狙った初期投資として、自動式の装置を選択しました。
未来創造株式会社は、太陽光発電に関する事業を展開しています。太陽光パネルリサイクル装置の開発のほか、自社でも3ヶ所の太陽光発電所を保有(2023年4月)。
太陽光発電を通して、環境を守る取り組みを行っています。
会社名 | 未来創造株式会社 |
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所在地 | 山形県米沢市大字竹井 2588-458 |
営業時間/定休日 | 9:00~17:00 / 定休日記載なし |
電話番号 | 090-5182-7472 |
公式HP URL | https://chiyoda-machinery.co.jp/ |
太陽光パネルリサイクル装置の中から、一体型のおすすめ製品を厳選。 使い勝手や目的に合わせて製品を選んでください。
2023年1月23日時点、Googleにて「太陽光パネル リサイクル装置」と検索して6P目までに表示された9メーカーの中から、製品の写真が掲載されており「一体型」とわかる製品をピックアップ。
(※1)参照元:エコマーク事務局公式HP(https://www.ecomark.jp/ecomarkdb/06131009.html)
Resolaは、端子ボックスを取り外したパネルを投入後、アルミ枠の取り外しからガラス剥離まで人の手を介すことなく自動で行うことが可能です。
大きさの違うパネルも自動検知し、アルミ枠を取り外せるため、パネルの大量処理をより効率化することができます。
Resolaは、装置に付属している素材保管場所が広く確保されているため、素材を大量保管することができます。
一般的なリサイクル装置は、パネルを1枚処理するごとに素材を別場所に移動させる必要がありますが、Resolaではまとめて保管できるため、作業の手間を削減することができます。
Resola
Resolaは、環境省が補助金対象としていた「省CO2型リサイクル高度化設備導入促進事業」の採択実績がある装置です。(2021年に終了)
従来の工法である、2軸ローラーでバックシートを挟み込んでガラスを剥離させる工法を採用しています。
装置サイズ | 幅11.7m×奥行き2.5m×高さ3.7m |
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処理スピード | 60セル型パネル1枚/約2分 約30枚/時間 |
処理可能なパネルサイズ | 記載なし |
変形・破損パネルの処理 | 可 |
消費電力 | 31.2kW |
オプション機能 | 記載なし |
パネル投入前に、手動で取り外す必要があります。端子ボックスは、アルミ枠と一緒にリサイクルすることが可能です。
サイズが異なるパネルを自動検知して取り外しが可能。特殊サイズのパネルも、逃すことなく取り外すことが可能です。
ガラスは荒いカレット状で抽出。金属などが混じりづらく、純度の高いガラスが排出されます。
約90%の剥離精度により、純度の高いバックシートが抽出されます。
京都環境保全公社は、太陽光パネルの埋め立てゼロを目指すため、Resolaを採用し、リサイクル事業を展開。
太陽光パネルを扱う幅広い企業から廃棄パネルを回収し、リサイクルに役立てています。
2022年1月、茨城県牛久市のリサイクルセンターにResolaを導入。新たに太陽光パネル処理事業を開始しました。
収集運搬から処分まで、ワンストップで対応できる対応力を強みとしています。
近畿電電輸送は、中間処理設備である八幡リサイクルセンタにReSolaを導入。
環境省の「平成30年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」に公募し、厳しい条件をクリア。補助金を活用した導入に成功しました。
昭和23年創業の近畿工業は、リサイクルに欠かせない破砕機と選別機を製造。粗大ごみ処理施設へ多くの製品納入実績があります。
1つの機械を単体で販売するだけでなく、複数の機械を組み合わせた一連のプラントシステムとして販売するなど、提案力にも強みを持っています。
会社名 | 近畿工業株式会社 |
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所在地 | 兵庫県神戸市中央区栄町通4-2-18 |
営業時間/定休日 | 9:00~18:00/土日祝 |
電話番号 | 078-351-0770 |
公式HP URL | https://www.kinkikogyo.co.jp/ |
ガラスわけーるⅢ型システムは、リサイクル可能な高純度のガラスが抽出できることが特徴です。
製品に付属しているガラス選別機では、風力選別機・色識別・金属検知器等5回の分別機能により、徹底的に異物を取り除きます。
ガラスわけーるⅢ型システムで処理したガラスは、エコマーク認定『クリスタルストーン・サンド』として加工されます。
独自技術で鋭利な角が無い粒状のガラスとなるため、安全にリサイクルすることができます。
ガラスわけーるⅢ型システム
2階建ての製品のため、比較的サイズが大きいことが特徴です。
ガラスの純度にこだわっており、ガラスの活用を考慮した剥離技術を採用しています。
装置サイズ | 幅14m×奥行き11m×高さ3.9m |
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処理スピード | ガラスわけーるⅢ:1枚あたり約60秒 ガラス精製:1000kg/h |
処理可能なパネルサイズ | L2000~1580×W1030~930 |
変形・破損パネルの処理 | 可 |
消費電力 | ガラスわけーるⅢ:29.2kW ガラス精製:21.0kW |
オプション機能 | 記載なし |
端子ボックスは手動で剥離します。アルミ枠は、曲がることなく綺麗に取り外しできるため、容易に運搬することが可能です。
5段階の選別を経て、高純度のガラスを排出。独自技術により、丸い角のガラスを抽出できます。
有価買取につながる銀を剥がすことなく抽出することができます。
水海道産業は廃ガラス再商品化に取り組み、「クリスタルサンド」の商品名で建材や舗装材としてゼネコン等に収める事業を展開。
設備として、ガラスわけーるⅢ型を導入しました。
ミツバ資源は、青森県及び近隣県を対象に、太陽光パネルリサイクル事業を展開。
低炭素化が可能な設備により、高効率且つ適正なリサイクル事業を展開すべく、ガラスわけーるⅢ型システムを導入しました。
東京パワーテクノロジーは、太陽光パネル廃棄物の100%リサイクル処理を目指してガラスわけーるⅢ型システムを導入。
神奈川県を中心とし、リサイクル事業を展開しています。
ガラスわけーるⅢ型システムを開発・販売する環境保全サービスは、ガラスリサイクル事業を中心に展開しています。
本社を置く岩手県の地域密着型企業として、複数のメディア誌にも掲載されています。
会社名 | 株式会社環境保全サービス |
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所在地 | 岩手県奥州市水沢卸町4-7 |
営業時間/定休日 | 記載なし |
電話番号 | 0197-25-7522 |
公式HP URL | https://www.khs.ne.jp/ |
自動太陽光パネル解体ラインは、板ガラスのままガラスを剥離できることが大きな特徴です。
ガラスを破砕させるのではなく、約300℃に加熱したナイフでEVAを溶融し、ガラスを割ることなくその他の部材と分離させます。そのため、ガラスと金属の完全リサイクルが実現するほか、ガラスの有価買取も期待できます。
自動太陽光パネル解体ラインは、第47回日本産業技術大賞・第45回資源循環技術・システム表彰・第46回優秀環境装置表彰にて、受賞歴を持ちます。(受賞時期不明。2023年4月調査時点)
独自技術のホットナイフ工法で、省エネルギーかつ高いリサイクル性を実現しています。
自動太陽光パネル解体ライン
約300°Cに加熱したナイフで融解しながら剥離する、ホットナイフ工法を採用。ガラスとバックシートを完全剥離させるため、高純度の素材を抽出できます。
装置サイズ | 約16.7 × 2.0 m |
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処理スピード | 約60秒(6列10直パネル) パネルの状態によっては変動する可能性があります。 |
処理可能なパネルサイズ | 最小:800 x 800 mm 最大:1,090 x 2,100 mm |
変形・破損パネルの処理 | 記載なし |
消費電力 | アルミ枠分離装置:油圧ユニットほか1式5.5kW ガラス分離装置:前処理・ガラス分離機ほか1式(ガラス回収・集塵含む)30.5kW |
オプション機能 | 記載なし |
端子ボックスは自動で取り外しが可能。アルミ枠と共にリサイクルすることができます。
アルミ枠を曲げることなく、自動で取り外しが可能。運搬時の手間を削減できます。
パネルに破損がない場合、板ガラスの状態で綺麗に抽出が可能。板ガラスは、有価買取が期待できます。
パネルに破損がない場合、ガラスとバックシートが綺麗に剥離されるため、純度の高いバックシートを抽出できます。
協和商会は、2023年の太陽光パネルリサイクル事業展開に向け、「ホットナイフ分離法®」の採用を合意。
九州地方を中心に、リサイクル事業をより拡大しています。
フランスの産業廃棄物処理業者であるEnvie 2E Aquitaineのボルドー工場に太陽光パネル解体装置を提供。
2000年代初頭から太陽光パネルの設置が進む欧州での活躍が期待されています。
太陽光電池メーカーとして展開する上場企業、株式会社エヌ・ピー・シーは、陽電池製造装置を手掛けてきたほか、長年の経験で培った技術力を太陽電池以外の電子部品、自動車、食品等の業界へ展開しています。
特に太陽光発電事業では、これまで経験を活かし、廃棄物のリサイクルに活かせる技術など、食糧問題や環境問題の解決に寄与する新規事業の開発に力を入れています。
会社名 | 株式会社エヌ・ピー・シー |
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所在地 | 東京都台東区東上野1-7-15 |
営業時間/定休日 | 9:00~17:00/記載なし |
電話番号 | 089-946-6605 |
公式HP URL | https://www.npcgroup.net/ |
太陽光パネルで抽出できる素材と、リサイクル後の回収ルートについて紹介しています。
太陽光パネルリサイクル装置では、これまで分別しきれなかった素材の分別が可能になります。
リサイクル装置を活用すれば、太陽光パネル破砕機では分別できなかった素材まで回収できます。従来はセルやガラスを一括で砕いていましたが、高純度のバックシートやガラスを抽出できることで、有価買取も期待できます。
ここでは、太陽光パネルリサイクル装置を初めて導入する企業にも安心の「PVリサイクルハンマー」に着目。低価格・簡単な操作・コンパクトな三方良しの製品を紹介しています。作動状況が分かる動画も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。
2023年1月23日時点、Googleにて「太陽光パネル リサイクル装置」と検索して表示されたメーカーを紹介しています。
PVリサイクルハンマーは、回転ハンマー打撃工法という独自の工法にて素材を分別します。ガラスの剥離性が高く、1度の処理でほぼガラスとバックシートを分別することが可能です。
使いやすさを追求した形状で、誰でも操作することができます。
自動太陽光パネル解体ラインは、エヌ・ピー・シーの製品で、ホットナイフ分離法で板ガラスを採取できるリサイクル装置です。
パネルとバックシートの分離は、一枚あたり約60秒で行えるため、効率良くリサイクルができます。
Resola(リソラ)は、近畿工業の製品でアルミ枠を自動検知して分離させる装置です。ガラス分離はロール状の刃物が粉砕して行い、バックシートとガラスを分離させます。
5回以上にわたってロールが粉砕するため、ほぼガラスを取り除くことが可能です。
ガラスわけーるⅢ型システムは、環境保全サービスの製品で、ガラスの選別機にかけて純度の高いガラスを採取できる装置です。
色識別・金属検出・風力選別などの計5段階に分け、ガラスの粒度別に選別します。
太陽光パネルリサイクル装置は、未来創造の製品で、ブラスト工法で投射材を噴きつけてガラスを剥離させる装置です。
手動・自動のどちらを導入するか選択でき、フレーム外し装置とカバーガラス剥離装置それぞれ単体での導入もできます。
佐久本式ソーラーパネル熱分解装置は、新見ソーラーカンパニーの製品で、過熱水蒸気により封止材・バックシートを気化させてガラスとセルを分別させます。
バックシートは採取できませんが、二酸化炭素が排出されない省エネな装置です。
移動式太陽光パネルリサイクルシステムは、FLAXRESの製品で1日10トンの太陽光パネルをリサイクルできます。
化学物質を使用せず素材を分離させ、試運転段階でも7.5トン以上の太陽光パネルの処理を可能にしています。
PVリサイクル装置は、ドニコ・インターの製品で、アルミ枠・ジョイントボックス・ガラス・セルを自動で分離させます。
二軸ロール圧縮式工法で、2枚同時にガラスを粉砕します。毎分4mの送り速度でパネルを破砕することが可能です。
PVクラッシャー/PVスクラッチャーは、東芝環境ソリューションの製品で、特殊なブラシでガラスを剥離させます。
板ガラスでの回収が可能で、アルミ枠はモジュールあたり3分で破砕でき、ガラスはモジュールあたり15分で分離させられます。
日本シーム株式会社が手掛けるメガシャークは、大型プラスチック製品を効率よく破砕できる装置です。
省エネ・省スペースなので無駄を省けます。粗破砕から粉砕まで連続処理を行える点が特徴に挙げられます。
長州産業株式会社が販売する太陽光パネルリサイクル装置は、太陽光パネルを全自動で取り外す装置です。
毎秒1枚の処理能力で、スピーディで効率的に太陽光パネルのリサイクルが可能です。メーカー問わず処理できることもメリットです。
太陽光パネルリサイクル装置を導入する前に知っておきたい内容をまとめました。リサイクルできる素材や費用、補助制度やサイズ感など、確認しておくと役立つポイントを紹介しています。
太陽光パネルでリサイクルできる素材は、主に端子ボックス・アルミ枠・ガラス・バックシートの4つです。
ここでは、太陽光パネルの構造からリサイクル素材について詳しく紹介しています。
太陽光パネルリサイクル装置の費用は、装置によって価格差があります。大体5,000万円~2億円程度と、装置の処理能力によっても金額が大きく異なります。
価格差が生じやすいのは、ガラスの純度や、自動化できる作業範囲などが理由として挙げられるでしょう。
太陽光パネルリサイクル装置で活用できる補助金は、脱炭素社会構築のための資源循環高度化設備導入促進事業や二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金などです。
補助金の内容について詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
太陽光パネルには買取が期待できる素材があり、銀が含まれるバックシート、純度が高いガラス、スクラップ買取の可能性があるアルミ枠などが挙げられます。
ここでは、太陽光パネルのメーカーごとに銀の含有量等を紹介しています。
太陽光パネルリサイクル装置は、分離型・一体型がありますが、分離型の方がコンパクトなサイズで販売されている傾向があります。
一体型は設置スペースが求められるため、設置スペースに合わせたサイズ感のリサイクル装置を導入しましょう。
太陽光パネルリサイクル装置の導入事例としては、不法投棄撲滅のために導入した企業や、運搬効率が優れたエリアに進出した企業などが挙げられます。
各社に合ったリサイクル装置を導入することで、効率的な運用を可能にしています。
太陽光パネルリサイクル装置は、各メーカーが推奨している頻度で、頻繁に実施することがおすすめです。粉状になった部材が散らばるため、定期的な清掃やメンテナンスが必要となります。
一体型よりも分離型の方がメンテナンスはしやすくなっています。
太陽光パネルをリサイクルする際、パネルの発電層とガラスを剥離する必要があります。剥離するための代表的な方法は、化学的処理法、熱処理法、機械的剥離法の3種類です。
それぞれメリットとデメリットがあるので、確認した上で導入するリサイクル装置の検討が必要になります。
太陽光パネルのリサイクルには、ほぼすべてがリサイクルできることや、リユース品として中古販売もできるといったメリットがあります。ただ、太陽光パネルのリサイクルに対応している会社が少ないなどのデメリットがあるので、注意が必要です。
メリット・デメリットの両方について理解しましょう。
太陽光パネルのリサイクルを行う場合、解体や撤去を行い、専門業者に収集・運搬をしてもらいます。なお、解体・撤去する際には、足場を組まなければならないケースもあります。その後、リサイクル業者のもとで適切に分離・選別が行われ、リサイクルされる流れです。
今後、海外でも太陽光パネルの廃棄量が増加するとみられています。太陽光パネルのリサイクルは、日本だけではなく、海外でも進められています。法律で太陽光パネルのリサイクルに関して定められている国もあれば、まだ取り決めがされていないところも多いです。
太陽光パネルにはさまざまな種類があり、単結晶シリコン太陽光パネルが主流です。シリコン系の太陽光パネルにも複数の種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。メリットとデメリットを考慮して選ぶことはもちろん、太陽光パネルの種類に合ったリサイクル装置を選ぶことが重要です。
太陽光パネルリサイクル装置には手動式と自動式があり、それぞれでガラスの剥離方法が異なります。自動式は装置にセットすると自動で剥離が行われるのに対し、手動式はその名の通り手動で剥離作業を行います。自動式のほうがスピーディーな剥離作業が可能です。
太陽光発電運用において発生する廃棄パネルを効率よく回収・リサイクルするために、福岡県が開発した太陽光パネルの回収ソフトウェアが活用されています。クラウド型の本ソフトウェアを活用することで、各メンテナンス業者や収集運搬業者、リサイクル業者が情報を共有し、スムーズにリサイクルを行えます。
太陽光パネルの水平リサイクルとは、廃棄回収された太陽光パネルの原料を使用して同じ種類の製品にリサイクルすることです。近年太陽光パネルの水平リサイクルに乗り出す企業が増えています。リサイクルの太陽光パネルは発電力が新品の5割といわれているため、発電力の向上が課題です。
太陽光パネルのリユースにおいては、リユースできる条件が定められています。製品情報を明示すること、動作に支障をきたすほどの外傷がないことなど、その条件はさまざまです。これらの条件を満たした太陽光パネルはリユースされますが、条件を満たささないものは廃棄かリサイクルされます。
太陽光パネルのリサイクルにおいては、電気工事士やその他の資格を有する人のみ作業することができます。電気工事士の資格には第一種電気工事士と第一種電気工事士の資格があり、第一種電気工事士は学科試験と技能試験に合格することに加え、関連業務の実務経験が3年以上必要です。第二種電気工事士も試験がありますが、実務経験がなくても取得できます。
太陽光パネルリサイクル装置は、SDGs関連の展示会にて出品されることがあります。展示会はさまざまに行われており、導入する前に実物を間近で見てみたいと思っているなら良い機会です。太陽光パネルリサイクル装置があれば、より環境に優しい方法でパネルを処分・廃棄できるようになります。
太陽光発電には向いている地域・向いていない地域があります。主に日射時間が長く、日射量が多く、降雪量が少なくかつ気温上昇が少ない地域が適しています。それにともない、太陽光パネルリサイクルにも地域特性があります。太陽光発電に向く地域特性が影響しているのか、関東・中国地方で中処理事業者が充実している傾向です。
折りたたみ式太陽光パネルとは、コンパクトで携帯できるタイプの折りたたみできるパネルのことです。小さいとは言え処分や廃棄には適切な処理が必要で、リサイクル装置を持つ業者に依頼しなければなりません。しかし実際には公的リサイクル体制は確立されておらず、業者・メーカー選びが重要となります。
太陽光パネルリサイクル装置を使用したサービスを提供するには、「マニフェスト(産業廃棄物管理票)」の取り扱い方について知っておかなければなりません。マニフェストとは産業廃棄物が適正処理されたことを示す文書です。交付は義務付けられているため、その種類や役割について事前に知っておきましょう。
太陽光パネルをリサイクルするには「WDS(廃棄物データシート)」の活用が推奨されています。WDSとはパネルの性状や取り扱い方などの情報を記載するものです。太陽光パネルには有害物質が含まれていることもあるため、適正に処理をするにはWDSについての基礎知識と必要性について知っておきたいものです。
太陽光パネルはSDGsの目標達成のための一翼を担う存在とされていますが、反面、処理の方法によっては反SDGsとなってしまう可能性もあります。太陽光パネルは廃棄物として大きく、有害物質を含んでいることもあるためです。太陽光パネルリサイクル装置の導入を検討しているなら、SDGsとの関係性についてもチェックしておきましょう。
太陽光パネルは地球環境にやさしく、温暖化の防止にも役立てられています。近年では「カーボンニュートラル」の考え方が広まり、太陽光パネルをリサイクルする業者が増えています。リサイクルとカーボンニュートラルの関係性についてチェックしてください。
太陽光パネルのマテリアルリサイクルとは、パネルを処理する段階で原材料ごとに分類し、再利用する方法です。原材料の種類や再利用の用途によって2つの方法から選べます。「レベルマテリアルリサイクル」と「ダウンマテリアルリサイクル」の違いについて確認しましょう。
ケミカルリサイクルは、廃棄物を化学的な方法で分解し、原料の状態にしてから再利用する方法です。プラスチックを分解して石油に、動物のふん尿をバイオガス化する例が代表例です。ケミカルリサイクルのメリット・デメリットについても詳しく確認しましょう。
サーマルリサイクルとは、廃棄物を焼却する際に発生するサーマル(熱)を取り出し、熱エネルギーを利用する方法です。分解処理が難しいものにも適用できるリサイクル方法で、廃太陽光パネルの処理工程にもサーマルリサイクルを利用している実例があります。
太陽光パネルは、地震や台風のような自然災害で破損するほか、外的要因として設計不良や発電量の減少にともなう破損のおそれがあります。破損したパネルは専用の施設でリサイクルすることで、パネルに含まれる金属やガラスなどの資源を有効活用できます。
太陽光発電システムのペイバックタイムとは、消費したエネルギーの回収や排出した二酸化炭素量と同等の量を削減するためにかかる期間のことです。ペイバックタイムが短いほど高性能であると評価されますが、太陽光パネル自体もリサイクルに活用することができます。
太陽光発電パネルには、化学系と呼ばれる化合物でできたものがあります。天候に影響されにくいメリットがありますが、有害物質を含むものが多く、処理業者が対応できないケースもみられます。そのため、適切なリサイクル方法の確立と周知・普及が課題となっています。
太陽光発電パネルが寿命を迎えると、中間処理施設を経て最終処分場に廃棄されます。2012年から加速度的に導入が増えたとされる太陽光パネルが一度に廃棄されると最終処分場には大きな負担がかかるため、負担の軽減にリユースやリサイクルが推奨されています。
有機系太陽光パネルは、有機物を原料とする太陽電池を使用した太陽光パネルです。軽量かつ少量の原料で製造でき、従来品の約1万分の1に廃棄量を低減できる製品も登場していますが、「2040年問題」に対処するためにはリサイクルが課題となっています。
メガソーラーとは1MW以上の発電量が得られる太陽光発電システムのことです。効率的にエネルギーが得られる一方、寿命を迎えると大量の廃棄物となり、最終処分場を圧迫する懸念があります。廃棄量を減らすためのリサイクル促進と制度・ルールの整備が進められています。
シリコン系太陽光パネルとは、自然界にある珪石を還元した「ケイ素」から作られるシリコンを原料とする太陽光パネルです。有害物質を取り除き再利用可能な素材を取り出すためには一定の技術力が求められるため、適切な廃棄・再利用が課題となっています。
ペロブスカイト太陽電池とは、ペロブスカイト結晶構造をもつ化合物から作られる太陽電池です。小さな結晶が集合しているため耐久性が高く、次世代の太陽電池として注目されています。複数層で構成されているため、層を分離する手間や有害物質の処理が課題となっています。
CdTe太陽電池は、テルル化カドミウムを原材料として作られる太陽電池です。CdTe太陽電池はまだ流通していませんが、CIS太陽電池やCIGS太陽電池などの化合物系太陽電池は実用化しているため、化合物系太陽電池のリサイクルは将来の課題となっています。
CIS太陽電池とは、銅(Cu)・インジウム(In)・セレン(Se)から作られる化合物半導体太陽電池です。薄膜にできるため、低コストで高効率の発電ができる太陽電池ですが、セレンの溶出が懸念されるため、適正処理を心掛けることが大切です。
GaAs太陽電池は、ガリウムヒ素から作られる太陽電池です。高い変換効率が特長であり、耐熱性にも優れています。多様な産業分野での活用が期待されていますが、有害物質であるヒ素を含むため、適切な処理方法が今後の課題となっています。
太陽光パネルは20〜30年が耐用年数となっており、寿命を迎えたあとは適切な方法で廃棄しなくてはなりません。ガラスなど再利用が可能なものはリサイクルに回されますが、有害物質を含む部分や分離が難しい部分などは埋め立てによる廃棄が行われています。
太陽光パネルには、ガリウムやリチウムなどの「レアメタル」が含まれています。レアメタルは希少な金属で、化合物系の太陽光パネルに含まれています。近年、レアメタルの再利用を促進するための取り組みとして太陽光パネルのリサイクルが注目されています。
産業用太陽光パネルは、一般家庭用の住宅用太陽光パネルよりも出力が大きく、効率的かつ耐久性に優れた太陽光パネルのことです。ここでは、教育施設や公共・商業施設などに導入されている産業用太陽光パネルの特徴や住宅用との違い、リサイクル事例について紹介しています。
太陽光パネルのリサイクルについての問題点を取り上げていきます。
自社でリサイクルを検討している企業は、リサイクル事業に参入する際の目安にしてください。
太陽光パネルの
リサイクル率は、処分も含めて23%で、残り77%がリユースされています。
循環型社会の構築にはリユース・リサイクル・埋立処分の順に実施していく必要があり、リユースやリサイクルの優先順位が高くなっています。
太陽光パネルがリサイクルできないと言われる理由は、有害物質である鉛はんだが使用されているためです。
リサイクルに慎重になる企業が多いのは、有害物質の処理に関する知識や設備が不足していることが背景にあります。
太陽光パネルのリサイクルに関する課題は、不適正リユースの横行や、有害物質に関する情報提供の不足、処理能力の不足などがあげられます。
特に、最終処分場の残余容量が少ないことが大きな課題となっており、リサイクルを推奨する動きが強まっています。
環境省が公開している太陽光パネルリサイクルのフローでは、撤去の発注から各種届出の実施、安全管理やリユース・リサイクルを行う流れとなっています。
最終処分場のひっ迫で、リサイクルが課題となっています。
太陽光パネルのリサイクル技術としては、二軸破砕・ホットナイフ・ブラスト工法・回転ハンマー打撃工法などがあげられます。
ホットナイフやブラスト工法は板ガラスを採取する工法で、その他の二軸破砕や回転ハンマー打撃工法はカレット状のガラスを採取する工法です。
太陽光パネルを廃棄する際は、二酸化炭素の排出量が課題となっています。二酸化炭素排出量の考え方としては、再生利用品がもたらす影響まで含める必要があります。
リサイクルのプロセスも評価に含まれるので、総合的に二酸化炭素を削減できる方法を模索する必要があります。
太陽光パネルは固定価格買取制度の終了と、寿命が重なるケースが増えると予想されており、最終処分場のひっ迫が懸念されています。
2034~2036年が排出量のピークとなり、近い将来訪れる「廃棄量が増える2030年問題」に備えておくことが大切です。
太陽光パネルのリサイクルは義務化の動きが強まっています。2030年問題で最終処分場がひっ迫すると予想されていることから、環境省ではリサイクルの関する新法制定を視野に入れています。
2024年から義務化される可能性が高いでしょう。
太陽光パネルのリサイクル費用は、1枚あたり2,000~5,000円と事業者によって価格にバラつきがあります。
他にも運搬費用が、距離30kmの運搬を行ったと仮定すると、1台1.5~5万円近くかかります。撤去・処理の積立金が不足している事業者も少なくありません。
ここでは、太陽光パネルの廃棄に関する基本情報を紹介しています。