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佐久本式ソーラーパネル熱分解装置(新見ソーラーカンパニー)

目次

ここでは、新見ソーラーカンパニーが手掛ける「佐久本式ソーラーパネル熱分解装置」の特徴と強みを紹介しています。

佐久本式熱分解装置の性能

株式会社新見ソーラーカンパニーが提供する「佐久本式熱分解装置」は、二酸化炭素を排出せずに有機物を分解する太陽光パネルリサイクル装置です。ガラス・太陽電池セル・動線に分別して回収できます。

通常は太陽電池セルから回収できる銀の抽出量は0.2~0.4%ですが、佐久本式熱分解装置では1.2%と利益を出せるレベルまで分解可能です。

装置サイズ 記載なし
処理スピード 記載なし
処理可能なパネルサイズ 記載なし
変形・破損パネルの処理 記載なし
消費電力 記載なし
オプション機能 記載なし

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佐久本式ソーラーパネル熱分解装置の強み

国内で特許を取得している技術

「佐久本式熱分解装置」の強みは、国内で特許を取得している点です。特許技術により、他社との差別化を図れます。アメリカ・中国・EU・インドでも特許出願中です。

回収したガラス・太陽電池セル・アルミ枠などは不純物が少ないため、買取価格に期待が持てます。装置内を過熱水蒸気で満たして、太陽光パネルを600℃以上の高温で加熱することで、セルを覆う封止材・バックシートを気化できます。

ガラス・セルを分離できる

「佐久本式熱分解装置」は、ガラスの剥離で必要となる、ガラス・太陽電池の分離抽出ができる装置です。通常はガラス・セルの選別分離工程が必要ですが、過熱水蒸気で気化させることでガラス・セルを分別できます。

2021年11月時点の情報では、プロトタイプだったため処理能力が1日あたり15~20枚程度です。2022年には既に実機が完成され2023年8月に稼働させる予定となっており、1日あたり約200枚の処置能力を持つ予定です。

佐久本式ソーラーパネル熱分解装置はこんな企業におすすめ

佐久本式熱分解装置は、環境に配慮した太陽光パネルリサイクル装置の導入を検討している企業におすすめです。封止剤・バックシートは有機物のため、熱処理時では二酸化炭素が排出されますが、気化するので二酸化炭素が排出されません

太陽光パネルリサイクル装置の
"正しい"選び方とは

近年、太陽光パネルの廃棄量増加が問題視されていることにより、産業廃棄物処理業者を中心にリサイクル装置の導入が進んでいます。

装置を有効に活用するためにも、工場規模やニーズに合わせた選択が必要です。このサイトでは、装置の選び方から各製品の特徴まで詳しくまとめています。

佐久本式ソーラーパネル熱分解装置の剥離素材形状

アルミ枠(フレーム)

アルミ枠は、そのままの状態で回収できます。折り曲げたりせずに回収でき、割れた破損パネルからも分離させることが可能です。

ガラス

ガラスは大粒のカレット状に回収できます。通常分離する際はEVA層が残量するため、あらためてセル・封止剤を分離する工程が必要となりますが、気化できるのでガラス・セルを分離することが可能です。

バックシート

バックシートは気化するため、回収することはできません。封止剤・バックシートは過熱水蒸気により気化して排出されます。

佐久本式ソーラーパネル熱分解装置導入事例

公式サイトに記載はありませんでした。

新見ソーラーカンパニーの基本情報

佐久本式熱分解装置は、2009年に設立された会社です。2013年に農業法人H・Sアグリソーラーを設立してから、ソーラーシェアリングを推進してきました。

2020年にはソーラーパネルの熱分解処理装置の開発に着手。2023年8月には、処理能力1日約200枚の実機が披露される予定となっています。

会社名 株式会社新見ソーラーカンパニー
所在地 岡山県新見市下熊谷1545-3
営業時間/定休日 8:30~17:30/記載なし
電話番号 0867-88-8217(代表)
公式HP URL https://niimi-solar.com/
太陽光パネルリサイクル装置の
形状と特徴の違い

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」がカギ

太陽光パネルリサイクル装置は、アルミ枠を剥離する「アルミ枠剥離機能」 とガラスとバックシートを剥離する「ガラス剥離機能」が必要です。

太陽光パネルリサイクル装置は、これらの機能が別になっている「分離型」と全て一体 になった「一体型」があり、それぞれ特徴があります。 工場の規模や目的に合わせて選択しましょう。

安さ・省スペースを求めるなら
分離型
分離型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離装置」と「ガラス剥離装置」の別々に使用する方式。アルミ剥離後にガラスを剥離する際、太陽光パネルを手動で移動させる必要があります。

メリット
  • シンプルな構造のため低価格で導入可能
  • 2つの機能を連携させるパーツがないため、小さいサイズの装置が多い
デメリット
  • パネルを装置間で移動させる必要があり、手間が発生する
  • シンプルな構造のため自動化されている機能が少なく、素材の回収等の手作業が多い
作業の効率化を求めるなら
一体型
一体型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」が一体になった装置。パネルを持ち運ぶことなく、最終処理まで一貫して行えます。装置により、多少のパネル移動を行う必要があります。

メリット
  • パネルを移動させる手間がなく、最終工程まで処理可能。
  • 作業工数が少ないため、大量処理が容易
デメリット
  • 自動化されている機能が多く複雑な構造のため、費用が高い
  • 装置が比較的大きく、工場の規模によって導入できない場合あり
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