太陽光パネルのリサイクルの手順とは
壊れたり、不要になったりした太陽光パネルは、どのように処分するか検討する必要があります。廃棄のほか、リサイクルといった選択肢があります。ここでは、リサイクルの手順について紹介しましょう。
太陽光パネルのリサイクルの手順
太陽光パネルをリサイクルする場合、以下のような手順で進めていくことになります。
処理方法の判断
太陽光パネルをどのような形で処理するか検討します。再利用が可能なものであれば、まだ価値があるので、リユース業者に買い取りを依頼すると良いでしょう。再利用される形となります。
壊れている、寿命を迎えているなどの理由からリユースができない場合は、処分またはリサイクルの検討が必要です。処分する場合は、中間処理業者や、収集運搬業者に依頼するのが一般的となります。リサイクルする場合も、同様にリサイクルに対応している業者に依頼を行います。
解体・撤去
処理の方法が確定したら、業者に依頼して解体と撤去を行います。ここで依頼される業者は、廃棄物処理法上の排出事業者としての処理責任を負う形です。 太陽光パネルの設置場所によっては、撤去する際に足場を組まなければならないケースもあります。足場を組む必要がある場合は、別途足場の費用が発生します。
収集・運搬
解体と撤去が完了したら、取り外した太陽光パネルの収集と運搬を行います。排出事業者が自ら運搬する場合と、委託を受けた産業廃棄物処理業者が運搬する場合があります。
処理
処理を実施します。リサイクルする場合は、リサイクルが可能な業者のもとで、適切な分離や選別が行われる形です。
例えば、アルミ枠やケーブル、バッグシートなどはそのまま販売されることもあります。 太陽光パネルの表面部分にはガラス素材が使われており、ガラスもリサイクル可能です。ただ、場合によってはガラスのリサイクルが難しいケースもあり、こういった場合は埋め立て処分されることになります。どこまでリサイクル可能かについては、リサイクル装置の性能による違いが大きいです。
太陽光発電のリサイクル装置を導入しよう
将来的に太陽光パネルのリサイクルが義務化される可能性が高いため、今後ますますリサイクルの需要は高まってくると予想されます。リサイクル事業に参入したいと考えているのであれば、慎重にリサイクル装置選びをすることが重要です。
太陽光パネルリサイクル装置には、大きく分けてアルミ枠剥離機能とガラス剥離機能の2つがあり、それぞれが別々に行える分離型、すべて一体化されている一体型があります。 できるだけ費用を抑えたいと分離型を購入する方もいますが、ガラスを剥離する際はパネルを持ち運ばなければならないのがデメリットです。また、一体型は効率的な作業が行えますが、分離型と比較すると導入コストがかかってしまいます。
これからリサイクル装置を購入しようと考えている方は、どういった装置を導入するのか見極めてみましょう。以下のページでは、おすすめの太陽光パネルリサイクル装置を紹介しています。各装置の特徴やメリット・デメリットなども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。