太陽光パネルをリサイクルするメリット・デメリット
太陽光パネルのリサイクルが重要視されていますが、リサイクルにも、メリットもあればデメリットもあります。そこで、どのようなメリット、デメリットがあるのかについて解説します。
太陽光パネルをリサイクルするメリット
太陽光パネルのリサイクルを行うことにより、以下のようなメリットがあります。
ほぼすべてリサイクルできる
太陽光パネルには、ガラスのほか、アルミフレームやバックシート、ジャンクションボックスなどが使用されています。これらについては、基本的にすべて資源としてリサイクルが可能です。状態が良いものであれば高額で買い取ってもらえる可能性が高いのもメリットです。
リユース品として中古販売も可能
物理的に壊れていて発電できないものなどについては販売できませんが、発電能力があるものに関してはリユース品として中古販売可能です。 新品の太陽光パネルは高額で手が出ないような場合も、リユース品であれば検討しやすい方が多いでしょう。
不適切な処分が減らせる
太陽光パネルは大量廃棄問題が叫ばれていますが、同時期に大量廃棄された場合は最終処分場での処理が追いつかない可能性があります。ですが、リサイクルすることにより処分の必要がなくなるため、この問題が解決するのもメリットです。
また、適切にリサイクルできるようになれば不法投棄されてしまうリスクも抑えられるでしょう。
太陽光パネルをリサイクルするデメリット
太陽光パネルのリサイクルには、デメリットもあります。代表的なデメリットは以下のとおりです。
太陽光パネルのリサイクルに対応している会社が少ない
リサイクル業者は多々ありますが、その中でも太陽光パネルのリサイクルに対応している会社は多いとはいえません。そのため、自社でリサイクルが難しく、リサイクル業者に頼む場合、依頼先を探すのに苦戦ししまう可能性が高いです。
選択肢がたくさんあれば費用などにこだわって業者を比較することも可能ですが、それも難しいといえます。
自社で装置を購入する場合は費用がかかる
自社で太陽光パネルリサイクル装置を導入し、リサイクルに取り組んでいく選択肢もあります。ただ、太陽光パネルリサイクル装置を購入するとなれば安くとも5,000万円は費用がかかってしまうのがデメリットです。
選択する装置によっては、2億円ほどかかってしまうこともあります。
ただ、処理枚数が多ければ多いほど処理費用もかさむので、枚数が多い場合は購入した方が費用を抑えることにつながるでしょう。それでも簡単に購入を検討できる額ではないのはデメリットといえます。
太陽光発電のリサイクル装置を導入しよう
太陽光パネルのリサイクルを行う場合、メリットだけではなくデメリットについても確認しておくことが重要です。確かにデメリットはありますが、今後リサイクルは義務化される方向性です。そのため、将来的にはリサイクルを検討しなければならないといえるでしょう。
法令は遵守しなくてはならないため、太陽光パネルのリサイクル装置の導入についても検討してみてはいかがでしょうか。以下ではおすすめの太陽光パネルリサイクル装置について詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。