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超音波を利用した太陽光パネルリサイクル

太陽光パネルリサイクルにおいて、超音波が利用されることがあります。超音波を太陽光パネルリサイクル装置に活用するメリットと、実際の活用法についてご紹介します。

太陽光パネルリサイクルに超音波を利用するメリット

金属の除去率が高まる

太陽光パネルのリサイクルでは、ガラスや樹脂を分離するだけでなく、電極として用いられる金属層をどれだけ取り除けるかも重要です。従来は高濃度の酸や強い薬剤を用いることが多かったため、酸の濃度や処理時間に左右されやすく、金属が一部残ってしまうことも少なくありませんでした。そこで注目されているのが、弱酸と超音波を組み合わせた処理方法です。この手法では、超音波によって発生する微細な気泡が弾ける衝撃力により、金属層が均一に剥がれやすくなります。その結果、残留する金属の割合が減り、より高い除去率を期待できます。(※1)

※1参照元:【PDF】J-STAGE
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmcwm/30/0/30_195/_pdf/-char/ja

処理時間を短縮できる

太陽光パネルのリサイクルにかかる処理時間を短縮できる可能性があることもメリットです。調査によると、超音波、回転処理、エアレーション処理にかかる時間は、それぞれ次のとおりとされています(※2)。

金属除去率が高く処理時間を短縮できる超音波リサイクルを装置に組み込むことで、太陽光パネルリサイクルの効率向上が期待されています。

※2参照元:【PDF】広島循環型社会推進機構「太陽光パネルガラスのリサイクルシステムの構築」
https://junkan.stars.ne.jp/pdf/R6ippan1.pdf

超音波を利用した太陽光パネルリサイクルの方法

超音波を活用した太陽光パネルのリサイクルは、従来の処理方法を大幅に改善する技術です。弱酸溶液にパネルを浸して金属層を溶かす従来法では、完了までに約47時間を要していました。これに対し、細かく砕いたパネル片を酢酸などの溶液に浸し、外部から超音波を照射すると液中で「キャビテーション」が発生します。気泡が破裂する際に生じる強力な衝撃波が酸の分解作用を助け、金属層を効率的に剥離させます。その結果、処理時間はわずか1.25時間にまで短縮されました。超音波は化学反応に物理的な力を加えることで、パネルリサイクルの効率を大きく向上させる手段となっています。

参照元:【PDF】J-STAGE
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmcwm/30/0/30_195/_pdf/-char/ja

他にも太陽光パネルリサイクルの基礎知識を確認しよう

太陽光パネルリサイクル方法のひとつとして、超音波を活用する手法があります。金属除去率が高く、処理時間を短縮しやすいことから、リサイクル効率を高める手法のひとつとされています。太陽光パネルリサイクル装置の導入を検討する際には、超音波によるリサイクルに関する知識も把握しておくことは大切です。

しかし、導入前に確認しておくべき基礎知識は他にもあります。以下のページでは、装置導入を検討する際に役立つ基本情報をまとめていますので、参考資料としてご覧ください。

太陽光パネルリサイクル装置導入前に
知りたいことについて詳しく見る

太陽光パネルリサイクル装置の
形状と特徴の違い

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」がカギ

太陽光パネルリサイクル装置は、アルミ枠を剥離する「アルミ枠剥離機能」 とガラスとバックシートを剥離する「ガラス剥離機能」が必要です。

太陽光パネルリサイクル装置は、これらの機能が別になっている「分離型」と全て一体 になった「一体型」があり、それぞれ特徴があります。 工場の規模や目的に合わせて選択しましょう。

安さ・省スペースを求めるなら
分離型
分離型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離装置」と「ガラス剥離装置」の別々に使用する方式。アルミ剥離後にガラスを剥離する際、太陽光パネルを手動で移動させる必要があります。

メリット
  • シンプルな構造のため低価格で導入可能
  • 2つの機能を連携させるパーツがないため、小さいサイズの装置が多い
デメリット
  • パネルを装置間で移動させる必要があり、手間が発生する
  • シンプルな構造のため自動化されている機能が少なく、素材の回収等の手作業が多い
作業の効率化を求めるなら
一体型
一体型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」が一体になった装置。パネルを持ち運ぶことなく、最終処理まで一貫して行えます。装置により、多少のパネル移動を行う必要があります。

メリット
  • パネルを移動させる手間がなく、最終工程まで処理可能。
  • 作業工数が少ないため、大量処理が容易
デメリット
  • 自動化されている機能が多く複雑な構造のため、費用が高い
  • 装置が比較的大きく、工場の規模によって導入できない場合あり
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