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太陽光パネル廃棄の二酸化炭素排出問題とは

目次

ここでは、太陽光パネルの廃棄で知っておきたい「二酸化炭素の排出問題」について取り上げています。CO2排出量の考え方と、どの程度の排出量を削減できるのか、詳しく解説しています。

CO2排出量の考え方

排出量イメージ
画像引用元:環境省【PDF】
(https://www.env.go.jp/content/900533335.pdf#page=7 )

CO2排出量を考える場合、リサイクルまでのプロセス、処理・再資源化のプロセスはもちろん評価範囲となります。加えて、再資源化にあたって生じる、部品製造・エネルギー回収・再生品の輸送・残渣の処分・代替効果まで全て評価範囲に含める必要があります

つまり再生品の利用法でCO2排出量が変わる場合には、それらも評価に含めなければなりません。また、利用用途によって変動が予想される際には、再生品の利用用途を明確にしなければならないので注意が必要です。

実際にどの程度CO2を削減できるのか?

削減量イメージ
画像引用元:環境省【PDF】
(https://www.env.go.jp/content/900533335.pdf#page=7 )

環境省では、太陽光パネルのリユースにおける1枚あたりのCO2削減量をデータ化しています。現状の排出量が110.66 (CO2e-kg/枚)、事業実施の代替分が0 (CO2e-kg/枚)、事業実施の排出量が0.976 (CO2e-kg/枚)、現状の代替分が0 (CO2e-kg/枚)の場合、削減効果は109.1(CO2e-kg/枚)です。

CO2削減効果は、(現状の排出量+事業実施の代替分)-(事業実施時の排出量+現状の代替分)で算出できます。上述したデータでは、リユース前は一般発電によるCO2排出量をカウントするだけで、新たにした。

しかし、リユース後は、輸送・IV出力測定とHipot 試験・EL検査・絶縁抵抗検査・輸送・リユースモジュールの発電によるCO2排出量まで評価に含まれています。新たに排出される二酸化炭素の量を踏まえても、リユースモジュールによる年間発電量が増えるため、二酸化炭素削減の効果が大きいと言えます。

リサイクル処理の収支とは?

リサイクル収支イメージ
画像引用元:環境省【PDF】
(https://www.env.go.jp/content/900533335.pdf#page=7)

環境省の公表データによると、アルミ枠ありの太陽光パネルを圧縮粉砕してリサイクル処理した場合、およそ66,667枚リサイクルして処理費売上が1.2億円、グラスウール・セラミックタイル化原料売却費が100万円、アルミ売却費が2,800万円と算出されています。

一方で、リサイクルに必要な支出は、圧縮破砕処理コストが9,300万円、セルシートの処理費が1,300万円と求められています。収入が1.49億円、支出が1.06億円と試算されているので、収益は4,300万円です。

リユースも含めると収益性がさらに高まるため、リサイクル業者へ依頼するよりも、リサイクル装置の導入を検討したいところです。

循環型社会に貢献するためにリサイクル装置の導入を

リユース・リサイクルを積極的に行うと、循環型社会に貢献しています。また、リサイクル業者や埋立処分に費やしていた費用がなくなり、収益化できるため、新たな事業として展開できます。今後2030年以降は太陽光パネルの廃棄が増加する見通しなので、早めにリサイクル装置の導入を検討してみましょう。

本サイトでは、太陽光パネルリサイクル装置の選び方やおすすめの製品を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

太陽光パネルをリサイクルできる
「太陽光パネルリサイクル装置」とは

2030年以降、太陽光パネルの廃棄量増加が見込まれており、太陽光パネルのリサイクルが重要視されています。

そこで、近年導入が進んでいるのが「太陽光パネルリサイクル装置」。これまで分別できなかった、アルミ・ガラス・バックシートを分別し、リサイクルに役立てることが可能です。

このサイトでは、太陽光パネルの廃棄問題からリサイクル装置の選び方までまとめて説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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