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太陽光パネルのマテリアルリサイクルとは

目次

太陽光パネルが耐用年数を迎えたときは、専門の業者によって処分が行われます。近年では「マテリアルリサイクル」が注目され、環境への負荷を考慮して導入が検討されています。マテリアルリサイクルの種類や、適用可能な装置の事例について知っておきましょう。

マテリアルリサイクルとは

マテリアルリサイクルとは、廃棄物の中に含まれる原材料のうち、利用可能なものを取り出して再利用する方法です。

一般家庭や事業者から出されたさまざまなゴミのうち、再利用可能なものを分別して、機械にかけて分離・粉砕します。洗浄などの工程を経たのちに再成形し、さまざまな製品に再利用します。

ペットボトルのように、元の製品と同じものに再利用する方法と、元の製品から一段階下げて再利用する方法があります。

マテリアルリサイクルの種類

レベルマテリアルリサイクル

「レベルマテリアルリサイクル」とは、日本語で「水平リサイクル」という意味となり、同じ製品の原材料に水平利用する方法です。

市販のペットボトルに使われているプラスチックは、同じペットボトルの原材料に利用できるため、分解処理を行ってからレベルマテリアルリサイクルが行われています。

ダウンマテリアルリサイクル

「ダウンマテリアルリサイクル」とは、元の製品よりもレベルを下げて再利用する方法です。

一例としてペットボトルとプラスチックが使われている食品用のトレーや衣類、卵を保護するプラスチックパックが挙げられます。

太陽光パネルのマテリアルリサイクルが可能な装置の事例

マテリアルリサイクルはIT機器や大型機械などさまざまな装置に対して行われています。太陽光パネル装置は一般的にアルミフレームやガラスが使われており、リサイクルが可能です。

太陽光パネルのリサイクルシステムを構築している企業では、以下の手順で再利用化されています。

太陽光パネルを回収し、解体や粉砕の処理を施してから原材料ごとに分別し、洗浄処理を行います。材料によって適切な状態に加工し、マテリアルリサイクルが可能な有価物に仕上げて出荷します。※

※参考元:アースソーラーパネルリサイクルセンター(https://earth-solar.jp/business/

太陽光パネルのマテリアルリサイクルを検討しよう

太陽光パネルは再生可能エネルギーを利用して電力を生み出す装置です。

近年では、寿命を迎えたパネルの再利用にも関心が高まっており、地球環境の保護や循環型社会に向けて、マテリアルリサイクルに取り組む事業者が増えています。

当サイトでは、リサイクル装置を導入する際に知っておきたいことをまとめています。基礎知識としてぜひ参考にしてください。

太陽光パネルリサイクル装置導入前について
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太陽光パネルリサイクル装置の
形状と特徴の違い

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」がカギ

太陽光パネルリサイクル装置は、アルミ枠を剥離する「アルミ枠剥離機能」 とガラスとバックシートを剥離する「ガラス剥離機能」が必要です。

太陽光パネルリサイクル装置は、これらの機能が別になっている「分離型」と全て一体 になった「一体型」があり、それぞれ特徴があります。 工場の規模や目的に合わせて選択しましょう。

安さ・省スペースを求めるなら
分離型
分離型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離装置」と「ガラス剥離装置」の別々に使用する方式。アルミ剥離後にガラスを剥離する際、太陽光パネルを手動で移動させる必要があります。

メリット
  • シンプルな構造のため低価格で導入可能
  • 2つの機能を連携させるパーツがないため、小さいサイズの装置が多い
デメリット
  • パネルを装置間で移動させる必要があり、手間が発生する
  • シンプルな構造のため自動化されている機能が少なく、素材の回収等の手作業が多い
作業の効率化を求めるなら
一体型
一体型イメージ

(※)製品イラストはイメージです。

「アルミ枠剥離機能」と「ガラス剥離機能」が一体になった装置。パネルを持ち運ぶことなく、最終処理まで一貫して行えます。装置により、多少のパネル移動を行う必要があります。

メリット
  • パネルを移動させる手間がなく、最終工程まで処理可能。
  • 作業工数が少ないため、大量処理が容易
デメリット
  • 自動化されている機能が多く複雑な構造のため、費用が高い
  • 装置が比較的大きく、工場の規模によって導入できない場合あり
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